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NeuralSeekとIBM Fusion

ファイアウォールの内側に

NeuralSeekは、IBM Fusion HCI上で、自社のデータセンターに置く1台のアプライアンスとして動作します。検索、エージェント、ガードレール、ガバナンスを搭載し、データは社内にとどまります。

NeuralSeekの位置づけ

IBM Fusion上でNeuralSeekが動く仕組み

ラックは自社のデータセンターに置かれます。IBM Fusionがハードウェアとコンテナプラットフォームを提供し、その上でNeuralSeekが動作し、チームはその上に構築されたものを使います。すべての層が同じ場所にあるため、データもそこにとどまります。

  • 自社のアシスタントとエージェント

    検索、回答、文書作成、マルチステップのエージェントなど、チームが毎日使うツールです。

  • NeuralSeek

    ドキュメントの検索、エージェント、ガードレール、ガバナンス。クラウドで動くのと同じコンテナが、自社のハードウェア上で動きます。

  • Red Hat OpenShift

    NeuralSeekをインストールするコンテナプラットフォームです。IBMはFusionをOpenShift向けの構成済みインフラストラクチャと説明しており、届いた時点で使える状態です。

  • IBM Fusion HCI

    コンピューティング、ストレージ、ネットワークを1つのシステムに統合し、推論用のGPUノードを備えています。自社のデータセンターで、IDプロバイダーやデータの隣に置かれます。

導入の流れ

ラックの設置から回答まで

ドキュメント、プロンプト、ログは、どの段階でも社内にとどまります。

  1. Fusionのラックをデータセンターに設置

    IBM Fusion HCIは、Red Hat OpenShift向けの構成済みインフラストラクチャとして届きます。コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、GPUノードを1つのシステムに統合しています。ほかのシステムと同じように、自社のネットワークとIDプロバイダーに接続します。

  2. OpenShiftにNeuralSeekをインストール

    オンプレミスのNeuralSeekは、OpenShiftまたはKubernetes上のコンテナとして動作します。Fusionが備えるクラスターにそのまま載るため、追加のサーバーを購入する必要はありません。

  3. ドキュメントとモデルを接続

    チームがすでに使っているドキュメントストアやシステムと、選択した言語モデルを接続します。インデックスは、出典と同じアプライアンス上に置かれます。

  4. 構築、ガバナンス、実行

    チームはコンソールでアシスタントとエージェントを構築します。ガードレールがすべての回答をチェックし、すべての実行はアプライアンス上に記録されます。アプライアンスは、インターネットから完全に隔離された環境でも運用できます。

サイジングとインストールは、すでにお使いの環境を出発点に、お客様に合わせて計画します。

届いた時点でガバナンスを

ガードレールはアプライアンスに搭載

回答に含めてよい内容と、拒否すべき内容のルールは、データセンター内の同じユニットで動作します。ルールは製品内で設定し、すべての実行に適用されます。

console › guardrails
コンソールのガードレール設定。それぞれに個別の設定項目があります。
すべての回答のチェックに使われるガードレールの設定。

NeuralSeekが加えるもの

NeuralSeekがFusionに加えるもの

Fusionはインフラストラクチャを提供します。NeuralSeekは、検索、エージェント、ガードレール、ガバナンスを加えます。

これらの機能はすべて、どこで動かしても同じコンテナに含まれています。アプライアンスは、その置き場所を自社のデータセンターに用意します。

  • 自社ドキュメントの検索

    接続したナレッジベースに基づく回答に、信頼度とカバレッジの指標、出典を付けて返します。出典とインデックスはアプライアンス上にとどまります。

    セマンティック検索
  • プラットフォーム上で構築するエージェント

    ドキュメント、データベース、APIに問い合わせるマルチステップのワークフローです。NeuralSeekのテンプレート言語で、従来のコーディングなしで記述します。

    エージェントワークフロー
  • すべてのリクエストにガードレール

    スクリーニング、マスキング、根拠のチェックが、モデルを呼び出す前後に毎回アプライアンス内で実行されます。

    ガードレール
  • 検査官に示せるガバナンス

    信頼度、カバレッジ、使用量、コストのダッシュボードと、質問・検索・回答の内容を記録したログを、アプライアンス上に保存します。既存のログ収集基盤にエクスポートすることもできます。

    ガバナンス

活用分野

社内で完結させる業務に

規制業界向けの1台のアプライアンス。記録はアプライアンス上にとどまり、公衆ネットワークには出ません。

  • 医療

    患者データは病院の中に

    病院、保険者、臨床コンテンツや医学教育コンテンツを作成するチーム向け。

    • モデルを呼び出す前に患者の識別情報をマスキングする、バックオフィス向けアシスタント
    • すべての引用を元のドキュメントまでたどれる、臨床研究向けの回答
    • すべてのやり取りを確認用に記録する、患者サービス向けチャット
    • 根拠のある出典に基づく、医学教育コンテンツと規制文書の作成
  • 金融サービス

    検査官が確認できるAI

    銀行、決済、年金、投資リサーチ向け。モデル、データ、監査証跡を自社のハードウェアに置けます。

    • すべての応答を再現できる、顧客向けの銀行アシスタント
    • ポリシーと手順書の社内検索
    • 自社のガードレールで守られた、金融犯罪対策と顧客オンボーディングのエージェント
    • ローン書類、住宅ローン書類、届出書類を社内で処理
  • エネルギー・公益事業

    送電網と現場のチームのためのAI

    送電網の運用者、現場の作業チーム、それを支える規制対応チーム向け。

    • 切替手順とランブックに基づく、送電網運用のコパイロット
    • マニュアルと安全通知に基づく、現場作業チーム向けのエージェント
    • 同じ運用記録から行う、停電のトリアージと顧客への連絡
    • 規制文書の作成と、許認可や設備記録の検索

次のステップ

詳細を見る

アプライアンスは、NeuralSeekを運用する方法の1つです。仕組みの詳細はこちらです。

  • IBMのソリューションペーパー

    NeuralSeekとIBM Fusion HCIについてのIBMの資料です。規制業界の組織が直面する課題、それぞれが提供するもの、アーキテクチャ、サイジングの指針をまとめています。

    ibm.comからPDFをダウンロードする(英語)
  • NeuralSeek on IBM Cloud

    IBM経由のSaaS。カタログのエントリー、モデル層とナレッジ層としてのwatsonx、セキュリティ審査への回答をまとめています。

    IBM Cloudの詳細を見る
  • NeuralSeekとwatsonx

    IBMのAIプラットフォームとNeuralSeekの連携と、IBMのお客様が両方を使うことが多い理由。

    比較を読む
  • 導入形態

    コンテナの中身、購入方法、運用にあたってチームに求められること。

    導入形態
  • Secured AI:ウェビナー

    2026年9月に開催した、IBM FusionとNeuralSeekについてのセッションです。概要と録画(英語)があります。

    録画を見る

環境についてお聞かせください。アプライアンスの構成を一緒に検討します。

NeuralSeekで、今日から構築を始められます。

オンラインで登録して2週間のトライアルから始めるか、自社のクラウドでの運用についてNeuralSeekの専門家に相談できます。